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徳島製粉社長×徳島市長 特別対談

ふるさと納税の返礼品特集企画の一環として、パートナー企業の社長にふるさとへの想いなどについて内藤市長がインタビューを行う「ふるさと市長チャンネル」を実施。
今回は、金ちゃんヌードルが50周年を迎えた、徳島製粉株式会社の田中 忠徳(たなか ただのり)社長にインタビューを行いました。


内藤市長:みんな大好き金ちゃんヌードルですね!早速ですが、金ちゃんヌードル発売50周年を迎えての感想をお聞かせください。

田中社長:ありがとうございます。多くの皆さんに50年支えていただきました。先輩諸氏が頑張って来られて、一つの製品で50周年というのは我々にとっても信じられないような状況です。企業でも通常20年が限度だとよく言われている中で、50年変わらずやってこられました。「変わらない良さ」があるんでしょうか、召し上がっていただくと皆さんほっこりするとおっしゃっていただけます。

徳島製粉株式会社 代表取締役社長 田中 忠徳さん

内藤市長:私自身もそうですが、徳島の人は子どもの頃から食べて育ってる方がたくさんいらっしゃると思います。県外で生活し始めると、当たり前だったものがスーパーで取り扱っていなくて、ここで初めて「地元企業の商品だったんだ」と気付いて、なんだか寂しくなるんです。今後は東日本にも展開していきたいという記事を拝見し、ぜひ頑張っていただきたいと思っています。50周年の記念商品に懸けた思いやポイントを教えてください。

徳島市長 内藤 佐和子

田中社長:50周年記念商品についても、いろんなアイデアがありましたが、金ちゃんヌードルとは別の製品を企画しようかという話になりまして、金ちゃんヌードル味の焼きそばになりました。この製品は営業と試験室の社員が一緒になって作り上げました。デザインは、「金ちゃんヌードルを前面に出したデザインにしよう!」ということで、ここに同席してもらってる社員が作りました。そのため、金ちゃんヌードルと同じ具材を採用しました。

内藤市長:ぜひ発売に合わせて買わせていただきます。楽しみにしています。

田中社長:一生懸命作ったんで自信はあります。ご試食いただいた方からも、美味しいとの声をいただいております。しかし、テストでも100点満点だと思っても、結果、点数が悪かったという経験もありますね。この辺は用心しながら皆さんに好まれるように進めています。

内藤市長:金ちゃんヌードルはみんな大好きなので、それが焼そばになっても変わらず好きだと思います。最近、商品開発のスピードが昔よりどんどん速くなっていると感じていて、昔は定番商品を販売していくことに力点が置かれているように感じていたんですが、今はどんどん新しいものを出していますよね。そこに理由はあるんでしょうか。

田中社長:消費者の多様化もありますから、スピードアップは企業にとって大事なことです。商品開発部の社員も増員しまして、やっぱり皆さん、自分が一生懸命つくったものが製品になって売られると非常に楽しく感じてくれて、頑張っていただいています。取り扱ってくれるお店は増えつつあるんですが、並んでいるものは同じ製品ですから、選ばれるのは非常に厳しい。そんな中で、ニーズを求めてどのような提案ができるか検討しながら新製品を作っていくわけですけど、それがヒットしているかというと、そうではないんですよね。

「やりたいことはやったらいい」という形で新製品の開発をやっています。あとは営業さんが、売れる売れないっていう最終の判断をするから、そこでボツになるものもたくさんあるんですよ。商品開発部で自信を持って作った試作品でも、営業さんに判断してもらったら「食べたらおいしいけど、これは売れません」とパッと判断されてしまうこともありますね(笑)。

内藤市長:商品開発の裏側を聞けて新鮮です。今は、20代30代の女性を中心に商品開発をされているとお聞きしましたが、女性が働きやすい職場にするための秘訣や気を付けていることはありますか。

田中社長:今は社員の皆さんの発言力を高めていっているところで「言いたいことは何でも言ってくださいね」と普段から伝えています。地元企業で食品に携わって、新しいことをしたい、こんなものが作りたいというような思いをもって就職してくれていると思いますから、制約はせずにやりたいことをやってほしいと思います。

内藤市長:いいですね。徳島市でも阿波女あきんど大賞という、活躍する女性やチームを表彰する取組を行っていて、ぜひ応募してください。

田中社長:そうなんですね、応募を考えたいと思います。

内藤市長:ところで、徳島市のふるさと納税に参加をしていただいて5年ほどですが、何か期待することはありますか。

田中社長:私はふるさと納税をどんどん推進して欲しいと思っている一人です。経営が傾き始めた企業が、ふるさと納税に参加したことによって復活して、雇用を増やしたっていうニュースを見て、ふるさと納税は商売にもつながる取組なんだなと感じました。雇用が地元で増えることは、プラスの効果です。国が定めた制約はありますが、地域がうまいこといったらいいと思っています。企業同士が連携して、ネット販売で組み合わせて売るのが秘訣だという意見もあるので、できることがあればやればいいと思っています。金ちゃんヌードル12食をいただくより、いろんなものが入ってるほうがバラエティがあっていいと思いますしね。

内藤市長:金ちゃんヌードルを含めたふるさとセットを作るってことですね。東日本にもどんどん進出していきたいというようなお話もありましたし、私もふるさと納税をPRしていきたいと思います。地元徳島について、何か思うことはありますか。

田中社長:徳島には青い空や綺麗な山と川もありますから、私は日ごろからふるさとを一生懸命宣伝しています。「持ち物は子孫からの預かり物」という格言があります。先輩に感謝し、子孫に残していくという流れでやっていただきたいですね。そういえば阿波おどりについても大々的にやってほしいと思っています。

内藤市長:阿波おどりは、「未来に続く」というのをキーワードに取り組んでいます。私の任期中という意味ではなく、400年以上続いてきたものですからそこはきちんと残していかなければいけないと思っています。

内藤市長:話は変わりますが、徳島製粉さんのツイッターの発信がすごく面白いなと思っていて、バズらせるために気をつかっていることなどはありますか。

田中社長:実は商品開発部が担当なんですよ。開発の仕事をしているので、その合間に投稿してくれています。

内藤市長:そうなんですね。私、ファンなんです!

田中社長:今はこういうこともしなきゃダメですよって言ってきたので、ほなしてくださいっていう経緯です。

内藤市長:提案して、それが通ったということですか。

田中社長:広告や販促物にも力を入れたいという申し出があったので、編集ソフトや必要なもの…これ買ってよろしいか、あれ買ってよろしいかってね(笑)。

内藤市長:そうなんですね(笑)
内藤市長:最後に「ふるさと徳島市」へのメッセージをお願いします。

田中社長:おかげさまで50年続いてきました。金ちゃんヌードルが徳島の会社っていうのを意識してもらえたらありがたいし、沖縄や静岡では「ソウルフード」と言っていただいています。そう言っていただけるところがどんどん増えていくのは、我々にとってもありがたいことです。徳島市在住の人が、うちに働きに来てくれて、満足できる収入が得られていると感じてもらえていたら嬉しいですね。徳島市は水の都と言われますし、環境の良さを感じるので、癒しを求めに来ていただきたいです。

内藤市長:これからも地元の企業さんの力を生かしながら徳島市をどんどんアピールしていきたいなと思っています。

『金ちゃんヌードル50周年特集』ページはこちらから↓

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